この記事では、脳科学(心理療法)の一つである、”ソリューション・フォーカスト・アプローチ”という手法について解説します。
スピリチュアルでいうところの“引き寄せ理論”などを学んだけど、なかなか現実が変化しない…と思う時ってありませんか?
そんな時は、脳科学的な手法と合わせて理解することで、より早く現実を変化させるためのヒントが得られるかもしれません^^
ソリューションフォーカスとは?
ソリューションフォーカス(正式名称:ソリューション・フォーカスト・アプローチ)は、原因の追究をせず、未来の解決像を構築していくことで、結果的に短期間で望ましい変化が得られるとされている手法です。
この手法は、もともとアメリカで心理療法の一つとして生まれ、ビジネスコーチングなどにも取り入れられています。
この手法のポイントをまとめると、次の4点です。
- 問題が解決した状態をイメージする
- 良い部分にフォーカスする
- 問題は必要以上に大きく扱わない
- 『じゃぁ、どうするか?』に視点を移す
詳しくは、別のサイトから引用しておきますね。
問題を深く分析するかわりに、「どうなりたいか」「何を手に入れたいか」という未来イメージを創造する過程を先行させ、そこから目の前の具体的行動を変化させるように導くプロセスがソリューションフォーカスの手法です。
続いて、「問題を解決できない原因」について、以下のように書いてあります。
多くの場合、問題を解決できないままでいるのは、問題に焦点をあて過ぎるあまりソリューションイメージ(問題がなくなった状態)を思い描いていないからです。「しかし、この問題を何とかしてからでなければ、その先なんて考えられない。」これが落とし穴なのです。
問題を最短で解決するためのポイントについて。
問題は必要以上に大きく扱わないことが最短距離で解決に向かうためのポイントになります。そして「何が悪いか」ではなく「どうすれば良いか」に早めに焦点を絞るのです。
さらに、この手法には『良い部分にフォーカスする』というプロセスが含まれています。
「ソリューション・フォーカス」と呼ばれる問題解決のメソッドは、不満な点ではなく、うまくいっていることに目を向けていきます。
出典:茂木健一郎(2012)『「脳にいいこと」だけをやりなさい!』
実は、スピリチュアルなどで言われている「引き寄せ」や「現実化」を成功させるためのポイントも、これと似ているんですよね^^
現実を変化させるためのステップ
ソリューションフォーカスにおける手法は、問題は問題として一旦脇に置いといて、『今できること』や『良い部分』に焦点を当てる、ということでした。
これは、『現実を変化させる(問題を解決する)ためのステップ』をシンプルにすると、このソリューションフォーカスの手法がほとんどそのまま当てはまります。
- 問題が解決した状態をイメージする
(=願いが叶っていることをイメージ) - 良い部分にフォーカスする
(=今の「在る」にフォーカスする) - 問題は必要以上に大きく扱わない
(=事実に付随するイメージ・感情への対処) - 『じゃぁ、どうするか?』に視点を移す
(=今できることから行動する!)
★ここが大事!
という感じで、細かい部分や内容はさておき、大きな流れとしては共通しています。
問題を問題として深く考えすぎたり、意識しすぎると、解決しづらくなるので、それについては客観的に眺めつつ淡々としている必要があります。
さらに、問題を解決したり、願いを叶えていくうえでは、
イメージしただけで終わらせない
ということがとても大切です。
- 想像する
- 理想を描く
- 意図する
これは、もちろん大事なことです。
しかしスピリチュアルの世界では、この部分が過剰に強調されていることが多く、“行動する”の部分が抜け落ちていることが多々あります。
(↑スピリチュアルが“現実逃避”になりやすいパターン)
『現実は何も変わっていない…泣』という状況に陥ってしまう原因の一つには、イメージしただけで、行動していないというところにあるのです。
(現実化しずらい理由や、そもそも変わる必要があるのかという話などは、長くなるので別記事で…!)
イメージしていたら行動せずとも変化していく♪という時もありますが、実際に行動をすることで、問題の解決や現実が変化するスピードは格段に早くなります^^
まとめ
実は、スピリチュアルで語られている“現実化”や“引き寄せの法則”は、脳科学(心理学)や量子力学の分野などで説明できる部分がとても多いです。
むしろ、それと合わせてみると、上手くいかない理由やスピの盲点にも気づきやすかったりします。
最後に、上に書いたステップをする時に意識すると良いのは、
- 問題に入り込まず、俯瞰してみること
- ダメだと思うこと・できないことがあっても自分を責めない
(行動できない時もOKする)
というところです。
過剰にスピスピせず、やることやった方が早く現実は変化しやすいので、参考にしてみてください^^
おわりっ
参考書籍はこちらです↓
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