この記事では、「体にいい塩・ミネラル豊富な塩はどれなのか」というテーマで違いをまとめています☆
以前は、塩なんてどれも同じだと思っていましが、食にこだわるようになってから、かなりの違いがあることが分かってきました。
ミネラルの含有量、製造方法、味についても、比較しています♪
目次
食塩(精製塩)と天然塩
食塩(精製塩)と天然塩の違いとは?
はじめに、食塩(精製塩)と天然塩の違いについてです。
「塩分の摂りすぎは良くない」「減塩」といって敬遠されがちな塩ですが、本来の塩に含まれるミネラルはむしろ、身体にとって欠かせないものです。
「本物の塩」は、取り過ぎたとしても、尿や汗で自然と排出されますので、取り過ぎても問題ないそうです。
塩にはざっくりと分けて、食塩(精製塩)か天然塩か、の2種類があります。
食塩(精製塩)と天然塩の違いは、一言で表すと、塩化ナトリウム以外のミネラルを含んでいるか否かです。
最近は精製塩の中でも、「藻塩」(精製塩に海藻から抽出したミネラルを入れている)のように、ミネラルを混ぜているものも増えています
塩のミネラル含有量は、「海水(岩塩)中のミネラルがどれだけ残っているか」によって決まります。
それは、「製造(精製)方法」の違いと、岩塩か海塩かという「原料」の違いです。
その違いについて、下の図にまとめてみました↓
製造(加工)方法の違い
製造(加工)方法について調べてみました。
海水塩の場合、塩化ナトリウム以外のミネラル成分のほとんどは海水に付着している「にがり」にあります。塩の結晶の中には入らないのです。
なので、「にがり」を分離すると塩化ナトリウム以外のミネラルはなくなります。
そのため、材料が同じ「海水」であっても、加工する方法によってミネラルバランスが大きく変わってきてしまうようです。
加工方法は主に2種類あって、
①工場で、「イオン交換膜・立釜法」でつくられるお塩
=食塩(いわゆる精製塩)
(それにミネラルを追加したお塩を含む)
②塩田に集めた海水を天日で濃縮させ、平釜で加熱し結晶化させる製法でつくられるお塩
=天然塩
に分けられます。もっと知りたいという方はこちらのHPが参考になるので、みてみてください↓
自然塩に含まれているミネラルとは?
塩に含まれているナトリウム以外の主なミネラルは、以下の3つです。
- マグネシウム
- カリウム
- カルシウム
ミネラルの摂取には、量だけでなくバランスが大切です。
例えば、カルシウムとマグネシウムのバランスは2:1が理想的、だと言われています。
カルシウムの過剰摂取はかえってマグネシウム不足を引き起こしてしまうので、このバランスが崩れると、身体の機能に悪影響が出てしまいます。
一般的に、カルシウムはチーズやヨーグルトなどで摂取する機会が多くありそうですが、マグネシウムは、摂取機会が少ないうえに、ストレスや甘いものを食べることによっても消費されてしまうので、不足しがちです。
マグネシウムの重要性(おまけ)
さらに、マグネシウムは体内で重要な役割を果たすミネラルの一つで、約300種類の酵素を活性化させ、神経の情報伝達、筋肉の収縮(足がつるといった症状との関係)、糖のエネルギー代謝にも関与しています。
ただ、マグネシウムに関しては、口からよりも皮膚からの方が吸収しやすいので、(マグネシウムが目的なら)エプソムソルト(またはニガリ)入浴の方が効率よく吸収することができます^^
自然な塩(本物の塩)は、ミネラルバランスも絶妙に良くできているので、特にマグネシウムの含有量ばかりを気にしなくても大丈夫かと思います。
糖とミネラル、糖質制限について(おまけ)
ダイエットや糖質制限をするうえでも、ミネラルはとても重要です。
ミネラルやビタミンが不足すると、ミトコンドリアの中でエネルギーの生成がうまくいきません。
ミネラル豊富な塩を選ぶことで、糖質制限に重要なマグネシウムなどを効率よく摂取することができます。
追記:現在、糖質制限を推奨しているけではありません。
経験や学びを通じて、糖質制限の危険性や闇を知るようになり、糖と塩によるエネルギー代謝の方が、構造的に自然だと考えようになりました。
→糖質制限のリスクについて(有馬陽子先生の記事)
ミネラル含有量比較
食塩(精製塩)の代表例
日本にある一般的な食塩(精製塩)として、3つを例にあげました。
食卓塩
瀬戸のほんじお
赤穂の塩
自然塩の代表例
自然塩の代表例としては、以下の4つ↓
岩塩については、我が家にあったモンゴル岩塩とヒマラヤ岩塩を調べました。
ミネラル成分比較表
表をみてみますと、圧倒的に「ぬちまーす」のミネラル含有量が多いです。
他の自然塩の「粟国の塩」や「海の精」でも、一般の食塩と比べたら、断然ミネラル豊富です。
「ぬちまーす」で採用されている「逆浸透膜」という工程は、海水から真水を抜くことで、海水成分を濃くする工程です。
同様にダントツでミネラル分の多い「雪塩」なども同じ工程でつくられています。
さらに、低温で製造されているため、熱によって失われるミネラルも少なくなります。
意外なのは岩塩で、実は「ミネラル豊富」という訳ではないみたいです。
これはイメージと違ったのでびっくりでした!
まとめ
岩塩の方がミネラル豊富は間違いだった!
ミネラル豊富のイメージが強い岩塩ですが、実は、海塩に含まれるマグネシウムを含んでいないものが多く、ナトリウムが主成分、なのです。
表を見ても分かる通り、日本の自然海塩は世界的に見てもかなりハイレベルですヽ(゚◇゚ )ノ
実は、「ぬちまーす」は、ミネラル含有量で、ギネス認定されるほど。
おすすめの塩と使い分けまとめ
ミネラル成分で言ったら、「ぬちまーす」が一番ですが、他にも美味しい塩はたくさんあります♡
ミネラルバランスも、味もかなり違うので、比較してみたり、いくつか使い分けるといいと思います。
「ぬちまーす」は、味がマイルドなので、ちょっと入れすぎても、しょっぱくなりすぎないのでとても使いやすいです。
マグネシウム摂取にも最適♡
唯一の欠点は、開封すると水分を含みやすいので扱いづらくなることなので、「クッキングボトル」か「顆粒タイプ」(粒が大きいやつ)が特にオススメです。
岩塩は、お肉との相性がいいので、ステーキやグリルでお肉を焼く時などに使っています。
岩塩は、スリーピングハウスのものが、高品質で価格も安いのでオススメです。
こちらの岩塩は、汚染されてない無添加100%であることはもちろん、採掘に爆薬を使わないというこだわりがあります。
他社の岩塩は、採掘に爆薬が使われているケースが多く、発ガン性のある火薬が付着している場合があるので、品質にこだわる方は気を付けてくださいね。
量が多いので、美容目的としても気軽に使えます♪
海の精は、「海の精を使用したハーブソルト」をよく使っていますお肉との相性がバッチリです。
また、上の例にあげた「海の精 赤ラベル」は、平釜製法なので、加熱されていない天日塩の青ラベルの方がより自然に近いそうです。
加熱されていないぶん、熱に弱いミネラルの崩壊がないという特徴があります♪
最後に、海人の藻塩は、天ぷらなどの揚げ物につけたり、料理に直接つけて食べるときによく使います。
甘くて、深みのある味がとても料理を引き立ててくれます♪
塩を変えるだけで、料理上手になる
塩のミネラルについて詳しく書いてきましたが、健康だけでなく、料理の味にも大きく影響を与えています。
塩を変えるだけで驚くほど美味しくなるので、ぜひ試してみてください♪
追記:最近、『皇帝塩』が仲間に加わりました♡